FF14

FF14 ボズヤ・ダルマスカ奪還の真実

今回は完全なネタバレ記事です。

ボズヤクリア後のムービーでは敵将ライアンが帝国属領ダルマスカに帰還し、第Ⅳ軍団長「ノア・ヴァン・ガブラス」と会話するシーンで終わりました。

私は次の拡張でダルマスカ編が実装されるのかな?と思っていました。

しかしダルマスカ編はボズヤで獲得できる「戦果記録帳」に載っていました。

そしてその内容は驚くべきことでした。

何度も言いますが、今回は完全なネタバレ・考察記事ですので、未クリアの人はクリアするまで読まないことをおススメします。

第Ⅳ軍団長「ノア・ヴァン・ガブラス」の本当の目的

ガブラスの本当の目的はボズヤ・ダルマスカを一致団結したレジスタンスに奪還させることでした。

本来であれば自分たちで平和に統治したかったが、状況がそれを許さなかったのです。

第Ⅳ軍団の置かれた状況

第Ⅳ軍団は貧富の格差・差別の激しかったボズヤ・ダルマスカを制圧し、それを解消すべく統治をしていました。

その統治によりユンプを始めとした現地住人からの信頼も得るようになっていました。

このまま何も起きなければ帝国の手によって楽園を作れたでしょう。

しかし初代皇帝に認められていたこの政策も、二代目皇帝ヴァリスからは不評を買うようになり、ついには皇帝ヴァリス暗殺による軍団の帰還命令が出てしまいます。

命令に従い軍団を帰還させてしまえばどうなるのか。

ボズヤでは「バイシャーエン」を中心として反乱軍が結成されており、軍団帰還後も問題なく統治が行われる。

しかしダルマスカではレジスタンスが無数に分かれており、レジスタンス同士の内戦が起きてしまう。

自分のことよりもボズヤ。ダルマスカのことを憂いたガブラス軍団長は決意します。

レジスタンスを団結させるために、第Ⅳ軍団が敵役になることを。

戦況を長引かせる秘策

レジスタンスを団結させるために戦うことを決意しましたが、致命的な問題がありました。

帝国からの兵站がないことです。

食料だけでなく、魔導兵器を中心とした兵器・武器の補給もままならない状況ではすぐに反乱軍に負けてしまいます。

反乱軍がまとまっているボズヤから撤退するとドマ・ボズヤからの二方面からダルマスカが攻められてしまうためボズヤで足止めをする必要がありました。

そこで第Ⅳ軍団分遣隊長メネニウスは奇策を使います。

・「戦神セイブ・ザ・クイーン」を用いた敵兵のテンパード化

・ザトゥノル高原で発見された古代アラグ帝国の兵器「ディアブロ・アーマメント」の運用

これがどれほど有効であったかはヒカセンである皆さんが良く知っての通りです。

ボズヤ奪還後のダルマスカ

メネニウスの奇策により多少時間を稼ぐことができましたが、ヒカセンの活躍によりボズヤは奪われてしまいます。

その後ヒカセンは参戦しませんが、ドマ・ボズヤからの二方面から攻められた第Ⅳ軍団は苦戦を強いられます。

そしてついにボズヤが陥落してから半年後に事件が起こります。

猛将ライアンがガブラス軍団長を殺害します。

軍団長がいなくなったことで兵士の2/3はレジスタンスに降伏し、残りは戦い、討ち死にとなりました。

これによりボズヤ・ダルマスカでの戦いは終結を迎えることになったのです。

戦後のボズヤとガブラスの亡霊

報告書の中には奇妙なことが多くあります。それを踏まえて実際に何があったのか。どのような意図で行われたのか考えました。

ライアンとガブラス

ライアンがガブラスを殺害する前に問答をしていたことが戦果記録帳に記載されています。

おそらくその際にダルマスカの反乱軍がまとまったこと、そしてこれからのことを話したのだと思います。

どのようにすれば無駄に犠牲を出さずに戦いを終えられるか。

戦いを終えるために自分の首を差し出すことをガブラスは決めたのでしょう。

ライアンは古くからガブラス軍団長を知っており、当初からガブラスの目的を理解していたことが記録帳から伺えます。

自分が死んだ後のことをライアンに任せるために話し合い、ガブラスは抵抗せずに殺害されました。

戦後のライアン

ガブラス殺害後、ライアンは行方を眩ませます。

そして非道な実験を行っていた魔導技師長シシニアスを捕縛し、新ダルマスカ政府に引き渡します。

第Ⅳ軍団の陰に隠れて悪逆非道な行いをしていたシシニアスの始末をガブラスの代わりにつけたのでした。

戦後の第Ⅳ軍団兵士たち

レジスタンスに投降した兵士たちの大半は罪に問われず帝国への帰還を許されました。

さらに「自由市民」の身分も与えられました。

現代日本では理解しがたいことではありますが、市民の権利が無ければ法律で守られません。

言い換えると非市民へは盗もうが怪我をさせようが、何をやっても罪にならないということです。

これまで敵であった帝国の兵士でも法律で守られるという驚くべき温情が施されました。

差別を許さないという政府の意思が表れています。

ガブラスの亡霊

最後にガブラスと思われる死体には不可解な点がありました。

無抵抗で殺害されたにも関わらず、死体は損傷がひどく顔の判別ができなかったのです。

殺害現場は火がつけられており、それによって判別ができなかったのかもしれません。

ただ事実としてガブラスの遺体と思われる死体の顔は判別できなかったため、ガブラスは生きているのではないかと噂が流れました。

ライアンはガブラスを昔から知っており、殺害を偽装したこともあり得ます。

また第Ⅳ軍団の幹部はガブラス暗殺のどさくさに紛れて大勢行方知れずとなっています。

以来、ダルマスカ市民は「ガブラスの亡霊」に怯えているそうです。