経済学は理論が中心であり、実際に実験するのは難しい
そりゃ当然である、経済圏を作るのは飛んでもなく大変であり、
それを研究目的で操作するのは人道的にも問題だからである。
研究者「研究の為に食料を買い上げて値段を釣りあげよう」
人々「食料が値上がって飢え死にしちゃうー」
現実でできないのであれば仮想現実で試してみたらどうだろう?
仮想現実で経済理論が通用するのか実験できるのではないだろうか。
どんな仮想現実が良いのか? 私ならFF14を挙げます。
プレイヤーも多く、運営もしっかりしているだけでなく、
マーケットボードがしっかりしているためです。
マーケットボードで値段の把握が簡単にできるようになっており、
経済学の前提に近いからです。
<実験1>値段を釣りあげてみる
FF14の世界では性能が低い装備やアイテムは買い手が少なくなり、値段が下がっていきます。
そこでアイテムを買い占めてみたらどのようなことが起きるでしょうか?
供給者がすぐに商品を出すのか?
元の素材の価格も上がるのか?
買い占めた後の値段はどのように推移するのか?
私が一度やってみた時には一時的に価格は高くなったものの、徐々に供給も増え元の金額に落ち着いていきました。
<実験2>価格を一気に落とす
FF14では値段を自由につけて売ることができます。
他の人が10万の値段をつけていたとしても、1万の値段で出品ができます。
値下げして大量に出品したらどうなるのか?
他者も追随して値下げするのか?
出品を辞めてしまうのか?
元の素材も値下がりするのか?
こちらもやってみましたが、こちらは価格は上がらないことが多かったです。
経済学では価格が下がれば需要(買い手)が増えるとされていますが、FF14の世界ではそれほど買い手は増えず、そのまま低い価格に移行することが多かったです。
自分がゲームで稼いだお金・キャラクターでやりましょう。
FF14では現実のお金でゲームのお金やアイテムを売買すること(RMT)は禁止されています。
実験目的だろうが、なんだろうが理由は問わずRMT禁止です。
あくまでもゲームの自分ができる範囲で実験しましょう。