2020年9月現在、実はタンクよりもヒーラーのほうが1発の攻撃力が高いです。
もちろんヒーラーは回復が主な仕事であるので、トータルではタンクのほうがダメージを稼ぎますが、単発ではヒーラーの火力は結構高いです。
実際に白魔を使っているとグレアのダメージが3万を超えることも良くあり、フィールドの雑魚モンスターであればすぐに倒してしまいます。
そしてみなさんはこう思うでしょう。
何でヒーラーの火力は高いの?
( ゚д゚)「高難易度でヒーラーも攻撃する必要があるのはわかる」
(# ゚Д゚)「一方で攻撃を優先するやつが上手いプレイヤーと勘違いされている!」
(# ゚Д゚)「タンクの火力をより上げて、ヒーラーの必要火力を下げろ!」
(# ゚Д゚)「ヒーラーの火力を下げて、回復に専念させろ!」
ネットでもこんな意見が多く出るのもわかる気がします。
必要な回復をせずに攻撃だけするヒーラーが上手いと称賛されるのはおかしいです。必要な回復をもう一人に押し付けるヒーラーは、本来下手な分類に入るはずだからです。
でもヒーラーの火力をタンクより低くすることはできないのです。
それはバトル調整の面からどうしてもヒーラーの火力を上げなくてはならない理由があるからです。
タンクが防御バフよりも攻撃を優先するから
それでは試しにタンクの1発の火力がヒーラーより高くなったエオルゼアを考えてみましょう。
ヒラ1(ノД`)「タンクさん、お願いですから防御バフを使ってください」
ヒラ2(ノД`)「回復がギリギリなんです」
タンク1(# ゚Д゚)「俺たちがバフを使って、ヒラが攻撃してもダメージ稼げないだろ!」
タンク2(# ゚Д゚)「俺たちがバフ1回使って攻撃しないより、ヒラが回復して攻撃しないほうがダメージ稼げんだよ!
DPS( ゚д゚)「そうだ、そうだ! ヒラは回復してろー」
DPS( ゚д゚)「ヒーラーの仕事は回復だろー」
ヒラ1・ヒラ2(ノД`)シクシク(こんな調整おかしいよ・・・)
紅蓮時代の攻撃スタンス・防御スタンスによる実例
こんなことはあり得ない、思う人もいるかもしれません。しかし昔からプレイしている人に話を聞くと、紅蓮時代に似たようなことがあったそうです。
紅蓮時代のタンクスタンスは2種類あり防御スタンス(防御力アップ・敵視アップ・攻撃力ダウン)・攻撃スタンス(攻撃力アップ)があったそうです。(暗黒騎士は防御スタンスしかなかったがON・OFF切り替えで同じ内容)
実際の戦闘では少しでもダメージを稼ぐために最初だけ防御スタンス、その後は基本攻撃スタンスのままの人が多かったそうです。
つまりタンクのダメージを稼ぐために、ヒーラーがその分回復していたということ。先ほどのタンクの火力が高いエオルゼアの世界と似ていたわけです。
上手いタンクはしっかりスタンスの切り替えができていたようですが、切り替えしない・できないタンクが多く、その負担がヒーラーにのしかかってきた時代でもありました。
そのため公式の掲示板でも議論があったそうです。
ヒーラー(# ゚Д゚)「防御スタンスを使え!」
タンク (# ゚Д゚)「ダメージを稼いでるだろ!」
その後、5.0の漆黒ではスタンスは敵視アップの1つだけになり、攻撃スタンスは廃止されました。
攻撃スタンス廃止は英断
やりがいという点から見れば、攻撃・防御のスタンスの切り替えも面白かったと思います。
一方でミスがタンク本人ではなく他の人に行ってしまうので、攻撃スタンスを廃止したのは英断だったと思います。
事前に打ち合わせをしているならともかく、知らない赤の他人に無駄にダメージを受けられたらヒーラーはやっていられないでしょう。
今後どんな調整、システム導入が行われるかわかりませんが、少なくてもタンクが防御バフをしっかり使うことが評価されることを祈ってます。
ヒーラー(^O^)「タンクさんのバフが適切で、助かりました」
タンク(`・ω・´)「ヒーラーさんが攻撃してくれたおかげでクリアできたよ」
DPS ( ゚д゚)「ええ、話やなー」