今回は8章モルスの地で悲しげにハナがつぶやきます。
ハナが見たモルスの地
科学技術の発達により、その世界は沢山の建物があって、沢山の人々が幸せに暮らしていたはずだったのに、同じ科学技術によって世界は破壊されてしまっていた。
アルストの科学技術で作られたハナは、滅んだ世界を見て「ハナもいつかは世界を壊してしまうのかな」つぶやいたのです。
優しく諭すヒカリ
自分を恐れるハナ
ハナのつぶやきに対してヒカリは、「この世界が神の世界なら、その世界が創ったこの私も同じ」と話し、ヒカリもハナも同じと優しく説明します。だからハナは大丈夫とヒカリは安心させようとします。
それでもハナはトラを壊してしますことを恐れます。ヒカリが絶対にハナはそんなことはしないと説いてもまだ不安そうです。
昔のヒカリと今のヒカリ
これを見て2人の共通点がわかった方もいるかもしれません。自分を恐れるハナは以前のヒカリと同じです。
ヒカリは500年前の聖杯大戦で、大勢の人が住んでいたイーラを殺してしまいました。
そのトラウマはもう1つの人格であるホムラを作り出し、自らを封印するほどでした。
そしてそのトラウマはレックスの決意により癒され、ヒカリはトラウマを克服できたのです。
ヒカリはもう二度と世界は焼かないと、自身の力を恐れなくなったのです。
だから昔の自分のように、自分の力を恐れるハナに優しく諭しているのです。
ヒカリとハナの約束
ハナの約束
どうしても自分を信じられないハナに、ヒカリは約束を持ちかけます。もしハナが世界を壊してしまいそうになったら、ハナの願いを叶えてあげると、つまりハナを壊してあげることです。
もちろんヒカリは絶対にそんなことが起きないから、こんな無理な約束ができるわけです。嬉々としてハナを壊すわけありません。
ヒカリの約束
そしてヒカリも同じようにハナに願いを1つ頼みます。ハナは最初、ヒカリも世界を壊すことを恐れているのかと尋ねますが、ヒカリはそのつもりはないようです。
先ほど書いた通り、レックスがいるから、自分はもう世界を焼くことはおそらくないと思っているのでしょう。だから本当に世界を滅ぼせるアイオーンのことを思い出しても、「でも—」の後は口に出しませんでした。
そのため現状では願い事がないヒカリは、改めて願い事ができたらハナにお願いすることに決めました。そして2人はノポン流約束のギシキ「ハイタッチ」をするのです。これがエンディングでの伏線「約束ね」につながります。
この時の約束があのように果たされるとは、2人とも予想していなかったでしょう
まとめ エンディングの伏線へ
このシーンはヒカリが世界を焼いたトラウマを克服したことと、ハナのエンディングでの伏線があることがわかったと思います。
ゼノブレイド2ではこんな何気ないシーンが数多くありますが、様々な意味や伏線が多くあるので見直すたびに新たな発見が出てきます。
皆さんも是非探してみてください。