ゼノブレイド2

スマブラSP まさかのホムラ・ヒカリ参戦 原作と比較

スマブラSPが発売された時、ゼノブレイド2の大ファンとして、誰かが参戦してくれたら嬉しいなー そうは思っても実現するとは思っていませんでした。

・ゼノブレイド2が出てから日数が経っておらず、キャラクターを作る時間がないこと

・ホムラ・ヒカリがエロ魅力的すぎてスマブラのレーティングに引っかかること。
*スピリットですらタイツ追加だもんね。

理由は他にもありますが、いくらファンが望んでも絶望的であり、スピリットがあったり、レックスの衣装が追加されただけでも嬉しかった・・・

今回は無理だろうから、次作のスマブラで参戦したら原作と比較してみようかなと思っていました。

それから月日は流れ、スマブラSPが発売されてから2年以上が経っていました。大して上手くもない私は既に売って他のゲームで遊んでいました。

そんな時にネットのニュースで見かけた
「スマブラSPにホムラ・ヒカリ参戦!」のニュース

どうせ憶測記事だろうと鼻で笑いながら読もうとしました。そして情報源を見て世界が止まりました。

「任天堂公式のスマブラ参戦動画!!」

ネタではなくガチの参戦!

やったあああああああああ!!!!

全世界200万人が待ち望んだキャラの追加!!

モノリスソフト直々に作っただけあって、参戦動画もめちゃくちゃ気合が入っていました。

スマブラの桜井さんが見せる動くホムラ・ヒカリのキャラクター・・・
スピリットだけじゃなく、戦闘キャラクターとしての実装でした。

私はすぐにオンラインストアでスマブラSPを買い直し、さらにシーズンパスも購入してホムラ・ヒカリを動かしました。

私よりも上手い人は大勢おり、わかりやすい説明をしています。そのため今回は原作からどんな感じでアレンジを加えて実装されているのか見ていきたいと思います。

輪郭がくっきりしたホムラとヒカリ

ぱっと見の第一印象は輪郭がくっきりして、見やすくなったことです。

原作ではカービーやアイスクライマーのような柔らかい陰影となっていました。

原作では全体的に柔らかい色で表現されています

当然のことではありますが、原作の姿をそのまま移植するのは良くないです。

スマブラは対戦ゲームであることを踏まえて、視認性、見やすさを考えてあげる必要があります。

また他のキャラクターとの調和も取らないと違和感が出てきてしまいます。

8頭身のキャラなので、ルキナのように陰影を濃くして、フィールドから見やすいようにしているのでしょう。

ヒカリちゃんを近くで見るとこんな感じ。
フィールドオブジェクトはそっくりだけど、キャラクターの色は強め

レーティングを突破したホムラとヒカリ

スマブラSPのレーティングは「A」であるため、かなりの制限があります。

スピリットとしてヒカリが実装された時にもタイツ着用となりました。
*それはそれでエロイんじゃないか?という議論はおいておきます。

また戦闘キャラクターとして実装する際にホムラも太ももに追加衣装が入りました。

ただ追加されたのがストッキングだけならともかくガーターベルト・・・
さらに悪化したのではないかと思いますが、何とか突破したようです。

恐らく、実装された案だけでなく、他にも多くの衣装を作り交渉を重ねたのだと思います。

スマブラSPスタッフの情熱には頭が上がりません。

原作再現が多数されたホムラとヒカリ

必殺技の多くも原作に合った技から再現されています。

もちろんRPGを対戦ゲームに再現するために、モーションの時間をかなり調整しています。

例えば原作において「ライトニングバスター」は強力な必殺技として一撃ごとの斬撃が大きくモーションの時間も長めになっていました。

一方、スマブラSPでも強力な技ではありますが、斬撃が小振りになりモーションも短くなっています。

元のままでしたら、隙が大きすぎて使い物にならないからです。

対戦ゲームのバランスを取りながら、原作の技を再現するのはものすごく大変なことです。

またモーションだけでなく、追加されたスピリットにも原作の能力が反映されたものもあります。

「ヒカリ」のスピリットの能力は
「クリティカルヒットDX」=「12%の確率で攻撃力アップ【大】」

原作で猛威を振るったヒカリのクリティカルUPが反映されています。

音楽は原作の生演奏に軍配が上がる

スマブラSPでは戦闘キャラクターのほかにステージや音楽も追加されました。

ステージはじっちゃんの上で戦い、他のキャラたちが応援してくれています。

ニアだけでなく、原作で操作できるキャラは全員出てきます。

応援してくれているキャラクターたちは予想以上のできであり、原作の姿をそのまま持ってきたといっても過言ではないです。

では音楽、BGMはどうかと言うと、原作のほうが私は好きです。

アレンジが悪いというわけでなく、むしろメドレーに関してはうまく編曲したなと感心するくらいです。

ではどこに差が出たかというと原作の生演奏に対して、スマブラSPでは打ち込み音源だったことが原因などだと思います。

原作では楽器ごとに強弱が付けられており、スペルビアの曲などは導入の部分で非常に惹きつけられます。

一方でスマブラSPではそういった調整ができなかったので、可もなく不可もない曲になってしまっている印象です。

もちろんゲームの主役は対戦であるため、原作の強すぎる音が邪魔をしてしまうから削ったという推測もできます。

ゼノブレイド2をやったことがない人は、是非とも原作をプレイ、もしくは原作サウンドトラックを購入して聞いてみてほしいです。

ゲームの音楽のレベルがこれほど上がったのかと驚くと思います。

ゼノブレイド2のファンなら購入必須です!

ここまでゼノブレイド2のファンから見た、スマブラSPのホムラ・ヒカリを書いてきました。

本当に素晴らしい出来です。

原作の良さ・らしさを残しながら、まったく別ジャンルのゲームに登場させる。

ものすごく難しい作業をやり遂げてくださった。桜井ディレクターをはじめとする、開発してくださった方々には感謝しかないです。

ゼノブレイド2を遊んだ人は是非とも、スマブラSPのシーズンパスを購入してホムラ・ヒカリを動かしてください。