PS4

龍が如く 極 レビュー サブイベントの設置がすごく上手です

平成のコンプライアンスがうるさい世の中で、まさかヤクザゲームを出す会社がありました。

それもかつては任天堂・ソニーと据え置きハードで覇権を争っていた大手のセガです。今回はその「龍が如く 極」のレビューです。

本編よりも桐生ちゃんが良い味出してます

サブイベント

よくあるゲームのサブイベントはメインストーリーから離れて場所で

・○○を持ってきてくれ

・○○を倒してきてくれ

などお使い的なものが多く、楽しむというより、面倒くさいものが多いと思います。

もちろんこのゲームにもお使い的な面倒くさいもありますが、多くはすぐに終わるものが多いので、テンポよく進めることができます。

しかもこのゲームは「神室町」という歌舞伎町をモデルにした場所を歩き回るので、依頼者と同じ町にずっといます。そのため気軽にサブイベントを再開できるのもいいです。

内容も勧善懲悪モノからほっこりするモノまで様々であり、主人公の桐生一馬の強面と相まって面白いものが多いです。

ミニゲームの質・量

このゲームのすごいところはミニゲームにとんでもなく力を入れているところです。ヤクザ顔の強面主人公桐生一馬が真剣にやっているところにギャップ感じますが、内容もかなり充実しています。

そんなミニゲームをいくつか紹介します。

ポケサー

小さな車にパーツを付けてコースを走らす、いわゆるミニ四駆です。20年に一度くらいブームがやってきて、小学生くらいの子供が楽しんだり、大きな子供がパーツを大人買いをして真剣勝負をするやつです。

主人公桐生一馬は現役ヤクザのころからたしなんでおり、子供に好かれながらやっていました。ポケサーにヤクザも子供も関係ないわけですね。

そのポケサーですが、意外と奥が深いです。なんとコスト制となっています。

よくあるミニ四駆ゲームには基本的に持っているパーツを自由につければいいのですが、ポケサーはコスト制なので強いパーツばかりつけるわけにもいかないのです。

コースを見ながら、スピード関係にコストを重くするか、コーナリング重視にするか、安定性を高くするか決める必要があります。

このためパーツの選択が非常に重要であるのですが、うれしいことのテスト走行も非常に快適であるので、かなり本家ミニ四駆より楽しめます。

メスキング(誤字ではない)

ムシキングのパロディーものです。ただのパロディーではなく、虫が擬人化していて女性がプロレス技を掛け合うようになっています。

虫カードの種類・技カードの種類と多数にあり、女性のモデリング。技の演出などかなり力が入っています。正直これだけでもボリュームを上げれば、紳士にはゲームとして売り出せるかもしれません。

戦闘の回避が難しい

自分はゲームがうまくないこともあって、戦闘はあんまり好きになれませんでした。

カメラは自動ではなく、戦闘中も自分で操作する必要があるため、見ずらいことも多かったです。

さらにこのゲームは防御よりも回避の方が重要なのですが、結構タイミングがシビアです。そのため敵の攻撃モーションも把握しなくてはならないため、カメラワークが厳しいこともあって、強い敵はかなり強く感じます。

バトルスタイルはいくつかあり、それぞれの役割・色づけがされていて、それはそれでいいのですが、問題は「堂島の龍」です。

これの能力を上げていくのが結構面倒であり、「どこでも真島」というイベントで真島を何度も何度も倒さないと強くなりません。かなり面倒です。

面倒なだけあって一番強くなりますが、おそらく最後まで使わない人も多いのではないかと思います。

まとめ 赤字覚悟の宣伝価格です、是非やりましょう!

この「龍が如く 極」はなんと1,990円で発売されています。入門編と言うことで赤字前提の値段となっています。

2018年12月13日には木村拓哉さんがモデルとなった、「ジャッジアイズ」が発売されます。

その「ジャッジアイズ」を考えているのであれば、同じシリーズである「龍が如く 極」をプレイして考えるのもおすすめです。