ゼノブレイド2

ゼノブレイド2 なぜホムラとヒカリはレックスとエンディングで再会できたのか?

今回の考察はエンディングのホムラとヒカリについてです。こればかりはまだクリアしていない方は見ないでくださいね。これだけは実際にプレイして確認してほしいからです。

ゼノブレイド2・エンディングのあらすじ

ゲームをクリアしたけど、エンディングを覚えていない方向けに、あらすじを書いておきます。

ラスボスを倒しましたが、第一低軌道ステーションが崩壊してしまうことことがわかりました。ステーションの残骸がアルストに降り注げば甚大な被害が発生します。

それを防ぐためにホムラ(ヒカリ)はアイオーンに残ったエネルギーを使ってステーションを消滅させます。ホムラ(ヒカリ)は初めてレックスに嘘をつくことで、なんとかほかのメンバーを脱出させることができました。

エンディングの途中でクレジット(制作陣の名前掲載)が終わり、レックスに視点が戻ります。そしてレックスが握りしめていたホムラたちのコアクリスタルが輝き、ホムラとヒカリが再登場します。

今回の考察はホムラとヒカリがなぜ再登場できたかです。

創造神クラウスにもわからない

先に言い訳をすると、これは私も希望も含めた推論でしかありません。決定的な根拠はありまえせん。状況証拠のみの推論です。

なぜかというと、ホムラについては作中での不明点が多すぎるからです。創造神クラウスですらレックスとホムラの再同調、命の共有はあり得ないはずだったと言っています。

つまり創造神クラウスですらホムラ達のことを完全には把握していないことです。おそらくヒカリが使うゲートのエネルギーを解明していないからわからないのでしょう。

そもそもゲートはクラウスが人であったことから存在し、クラウスはその研究に当たっていました。クラウスも研究施設もあのようになっているため研究は止まってしまったと思います。

創造神にもわからないため、1プレイヤーにはわかるはずもありません。しかし全くわからないと言うわけではありません。状況証拠から推測を立てることくらいはできます。

鍵を握るのはゲートです。

ホムラ・ヒカリの本当の能力

ブレイドはそれぞれが特殊能力を持っています。カスミ(ファン)の能力であるブレイド抑制が代表的です。

それはトリニティ・プロセッサーのメツ・ヒカリも同じように持っています。その力をもってホムラ・ヒカリは復活できたのではないかと私は考えています。

まずメツの力は破滅(おそらく物質消去)の力です。ではヒカリは何でしょうか。デバイスの砲撃と思いがちですが正確には違います。因果律予測もありますが、主なものはゲートのエネルギーを使用することです。余談ですがその漏れ火がホムラの能力です。

ゲートのエネルギーをどのように利用していたかと言うと、ヒカリがよく用いたデバイスの砲撃ももちろん含まれます。しかしそれはまだ序の口です。

プネウマ(ホムラ・ヒカリが覚醒した真の姿)の力をシンはこう表現しました。

「自身の思い描いた事象を発生させる力」とんでもない能力です。まさに天の聖杯の名にふさわしい能力です。同じ天の聖杯であるメツが単身で戦いに挑まず、すぐにアイオーンに搭乗して戦ったのは正しい判断です。

この力をプネウマ自身の力なのか、広い意味でブレイドイーターとなっているレックスの力と捉えるかは議論が分かれると思いますが、私はプネウマ自身だと思っています。プネウマ状態にならないと使用できないからです。

プネウマの力を用いて、レックスはシンと一騎打ちを行い、またマルベーニを止めるためアーケディアの動きを停止させて増幅塔を破壊したわけです。

プネウマの能力はゲートのエネルギーを用いた「自身の思い描いた事象を発生させる能力」

エンディングでホムラ達が復活する際に、レックスが握ったコアクリスタルから、天に向かって光が伸びていきました。そこから考えるとゲートが消失してもそのまま力を使用できると思いますが、なくてもコアクリスタルに残ったエネルギーを使用したと考えればつじつまは合います。

プネウマ(ホムラ・ヒカリ)の本体

エンディングでプネウマ(ホムラとヒカリ)はアイオーンの爆発に巻き込まれたのだから、もう能力は使えないのではないかと考える人も多いと思います。

しかし勘違いしやすいのがブレイドの本体です。ブレイドの本体は2章でホムラが説明してくれるようにコアクリスタルです。

確かに通常のブレイドではあの爆発に巻き込まれれば不可能です。しかしプネウマは事前にレックスにコアクリスタルを渡しています。つまり肉体はなくなっていたとしても、本体は無事な訳です。

また強引な解釈にもなりますが、天の聖杯は人間形態である必要はありません。もともと天の聖杯はトリニティ・プロセッサー呼ばれ、ブレイドの管理を任されておりコアクリスタルのままでした。コアクリスタルのまま活動していた期間の方が圧倒的に長かったわけです。

天の聖杯の記憶

コアクリスタルに戻れば、良くも悪くもブレイドは記憶を失います。では天の聖杯はどうなのでしょうか。はっきり言うとブレイドと同列に比較するとおかしくなります。

ブレイドはドライバーが死ぬとコアクリスタルに戻ります。ヴァンダムしかりイーラ編のユーゴしかりです。両者ともブレイドはコアに戻っていました。

しかし天の聖杯のドライバーは違います。メツがはっきりと「ドライバーが死んでも、俺は存在し続けられる」と明言しています。ホムラもアデルの時代から500年後でも存在し記憶がありました。

なら記憶はどうでしょうか。これは推測でしかありませんが、メツの状況から察すると維持できているのではないかと思います。

メツは500年前の聖杯大戦でヒカリに倒され、コアクリスタルに損傷受けています。それでも500年前の記憶を持っていました。

つまり天の聖杯はコアクリスタルに戻っても記憶を失わないと考えるべきです。

実際に3章でホムラは記憶を持ち続ける辛さをつぶやいています

まとめ ご都合主義でもいいんです


これまでのことをまとめるとこうなります。

ホムラとヒカリはコアクリスタルとなったが記憶を失わなかった。そしてもう一度レックスに会いたいと望みゲートの力を使用した。そして復活する際に、ホムラとヒカリは別々の体を持つことを思い描き2人に分かれた。

エンディングの歌詞は2人の心情を歌っており、それと合わせたエンディングにより心を震わせましたが、未プレイの人からはご都合主義と言われそうです。

しかし私はこれで良いと思います。それはゼノブレイド2の作風が統一されているからです。悪い言い方をすると元々ご都合主義の展開が多いストーリーだからです。

振り返ると1章では沈没船の場所を知るはずのないセイリュウが、レックスのために飛んで救出に来てくれました。7章ではメツによって再起不能にされたはずのホムラ達が復活し、プネウマとして覚醒しました。

ゼノブレイド2はこのように良くも悪くもレックス達の都合の良いように進んでいます。まるでプネウマの特殊能力が発動しているかの用です。

そのため最後にホムラ・ヒカリが復活するハッピーエンドにしないと、ゼノブレイド2の作風の統一感から大きく逸脱し、おかしくなってしまします。甘いデザートコースを食べていたら最後の最後に激辛デザートが出されるようなものです。

だからこのエンディングでよかったのです。

補足 天の聖杯の設定とゲートの設定

このゲームでは天の聖杯とゲートが重要な役割を果たします。しかし設定についてはわからないことが多いです。それは他作品との矛盾を避けるためでしょう。

天の聖杯はトリニティ・プロセッサーであり、その1つウーシアは時空転移現象で消えたと創造神クラウスは説明しています。

このウーシアがゼノブレイド1の「モナド」ではないかと言われています。またゲートはゼノギアス・ゼノサーガに出ている「ゾハル」でしょう。

「モナド」も「ゾハル」も他作品で非常に重要なキーワードです。この作品で説明すると他作品のネタバレになり、下手をすると矛盾をきたすため説明を避けたのでしょう。

だからあえて今作ではその辺りの説明を濁して、心情描写に重きを置いた作品にしたのでしょう。