前回「シン」キャラクター紹介その1の続きです。
約束を守り・筋を通す
6章でシンはレックス達を圧倒し、ホムラとの取引を行いました。そしてホムラ以外は助けるという約束を違えず、他を見逃しました。
6章の際には人工ブレイドも多数おり、圧倒的に優勢な状況であり、ホムラも最後は気を失っていましたから、約束を破ることはたやすかったはずです。しかしシンは約束を守りました。
また8章でモルスの地で一時的に共同戦線を張っていた時も、迎えに来たベンケイ達の砲撃を止めさせました。こっちに関してはその直前にメレフが脱出できたら拘束すると宣言しているにもかかわらず、筋を通しましています。
シンは作中でものすごく約束を大事にし、筋を通しています。この律儀さによってラウラの願いを500年以上もかなえ続けています。
シンが手段を問わなかったら?
そもそもシンが手段を問わなかったら、もっと簡単に世界を破滅させていたでしょう。
シンは大量のコアクリスタルを奪取しています。その全てをブレイドとして同調していたなら、最強の軍隊ができていたはずです。
ブレイドはドライバーとコアクリスタルを破壊されなければ不死身です。ドライバーが安全なところにいればほぼ不死身の軍隊の誕生となるます。
無論、マルベーニの能力によって無力化される可能性があったのも理由の1つでしょう。1番の理由は無関係なブレイドを巻き込みたくなかったからです。
シンはブレイドやアルスが人間の都合で兵器にされていることに怒りや疑問を持っています。だからメツたちが自身のブレイドを作ることすら反対していました。
だからブレイドと同調して仲間を増やさず、「イーラ」のメンバーは世界に居場所のないメツとマンイーターだけとなっているのです。
心優しく・情が深さ
ドライバーであったラウラは心優しい人間で、自分の武器も買えないくらい金欠でしたが、身寄りのないサタヒコを引き取っています。そんなラウラに似たのかシンも心優しく、情が深いです。
もともと「イーラ」のメンバーであるヨシツネ・ベンケイはマンイーターとしてシンに保護され、「イーラ」のメンバーとして活動しています。
サタヒコについて加入の経緯の話はありませんでしたが、大体の予想はできます。ブレイドイーターとしてマルベーニに人体実験されてからシンに保護されたと考えるべきでしょう。
ニアについては「なぜシンはニアを殺さなかったのか?」で詳しく書きましたが、保護した後「イーラ」メンバーになり、レックス達と共に自分と敵対します。それでもシンはニアが自分のドライバーを見つけられたことを祝福しています。
もはやアーケディアの宗教者も驚くほどの聖者です。そんな優しい彼だから「シン」キャラクター紹介その1」で書いたとおり、仲間から信頼されるのでしょう。
他にもシンの優しさ・情の深さは多くのシーンで表現されています。6章でホムラを連れ去るシーン、ファン(かすみ)のコアクリスタルを貫くシーンなど様々です。
声優:櫻井孝宏さんの演技、ムービー表情の表現全てが最高レベルだからこそ、シンの心情描写を表現でき、プレイヤーの心が動くのでしょう。
まとめ ゼノブレイド2の裏主人公にふさわしい人物
これまでシンについてまとめるため、作品を見返してみましたが、非常に人間味にあふれ、心優しい人物です。立場・状況が違ったら、レックスと違った関係になれたでしょう。
今回のページではラウラとの関係や、彼女との約束などは敢えて載せていません。キャラクター紹介としてひとくくりにするにには長すぎるからです。
おそらくシンはレックス以上に書くこと・まとめることが多いです。ゆっくり個別にまとめていきますので、希望などがあればコメントいただければ幸いです。