ゼノブレイド2の主人公のレックスはホムラと同調し、天の聖杯のドライバーとなりました。
またレックスたちの時代から500年前の英雄アデルもヒカリと同調し、天の聖杯のドライバーとなりました。
二人は同じ天の聖杯のドライバーですがそれだけでしょうか。私はゼノブレイド2本編とイーラ編をプレイしてこのように推測しました。
レックスはアデルの子孫ではないかと
これは私の推測であり、ゲーム中で明言されたわけではありません。あくまでもゲーム中の説明・演出から暗示された情報を基に導き出した推論でしかありません。そのため1プレイヤーとして皆さんと考えを共有できたらと思います。
目次
前提 ゼノブレイド2は無駄な表情・発言はなく、必ず意味はある
私がゼノブレイド2を好きな理由の1つとして多くの場面で無駄な発言がないことです。
ゼノブレイド2はムービーの発言だけでなく、カット割り・表情が異常に作りこまれています。その作りこみがあるから、ムービーで様々な伏線のばら撒きが可能なのです。
具体例を挙げると1週目でわからなかったニアの伏線が、2週目ではやたら目につくようになります。あのムービーのニアの表情はあれの伏線だったのかとわかります。
他にもホムラの本当の目的も様々なムービーの表情・発言が伏線となっています
もちろんジークが料理をうまいと叫んだりするギャグシーンもあります。ただこれはずっとシリアスだったり重要なシーンばかりだとプレイヤーが疲れて集中が続かないため息抜き的な時間も必要だからです。
これから私が記載する説明はそれぞれのキャラクターの表情・発言に意味はあるという前提です。
根拠1 レックスとアデルの瞳
画像を見ればわかりますが、2人の瞳の色は金色ですが若干違います。レックスが濃い金色に対して、アデルは薄い金色です。同じ金色といっても違う色です。レックスとニアの方が近いです。
それでは何が根拠にあたるかというとメツのセリフです。本編1章終盤、レックスとホムラがメツにバーニングソードで鍔迫り合いをした際です。メツはこのようにつぶやきます。
「その瞳の色警戒しておくべきだった」
なぜ警戒する必要があるのでしょうか。レックスも皆さん同様に疑問に思い尋ねましたが、メツは「教えねえよ!」と煽ります。
同じようにイーラ編の でメツはアデルと戦います。その戦闘ムービーは素晴らしいのは言うまでもありませんが、メツがアデルと切り合いをしている最中に、妾の子供であることを指摘して、アデルの瞳の色についても煽ります。
さすがメツさん、煽ることに関しては本編でもイーラ編でも最強です。
なぜ製作者はメツにこのような発言をさせたのでしょうか?メツの勤勉さでもアピールさせたいからでしょうか。それともメツの煽りも天の聖杯の性能と表現したかったのでしょうか。私は違うと思います。
レックスとアデルの瞳が同じだと暗示させたいのだと私は思います。
ではなぜふたりの瞳の色は変わったのでしょうか。おそらく初期のデザインでは同じだったのでしょう。実際、初期デザインのレックスは紙の色もアデルと同じ銀色でした。しかしその後のデザイン変更やモデリングで変更されてしまったのでしょう。
幸いにもホームページの原画では光の加減が違うだけで、ほとんど同じように見えます。2人の瞳の色は同じと考えてよいでしょう。
根拠2 レックスはイナサキ村で生まれていないのに、扉を開けたこと
レックスの本当の出身地
レックスの母親は別の場所からイヤサキ村にやってきました。そしてレックスを村人に頼み、力つき亡くなりました。この情報は6章でコレルおばさんがホムラに説明しており確定情報です。
つまりレックスはイナサキ村生まれではありません。
ではどこで生まれたかというとおそらくグーラです。レックスたちが旅をする前に、戦争によりグーラから難民が大勢発生しました。
コレルおばさんの話では、レックスの両親が商人や旅人といった説明はありませんでした。またモンスターに襲われたとかそういう描写もありませんでした。
そのためレックスの家族はグーラからの難民であり、移動の途中で力尽きたと考えるのが妥当です。
私の推測をまとめるとレックスはグーラ生まれ、リベラリタス(イヤサキ村)育ちとなります。
これが何を意味しているかというと、大きな疑問が浮かび上がります。なぜレックスはホムラ封印の扉とエルピス霊洞の扉を開けれたのか?ということです。
扉を開ける条件
両方の扉はリベラリタスの人間しか開けられないようと言われています。レックスはリベラリタス育ちではありますがグーラ生まれです。そのためレックスは本来開けられるはずがないのです。しかし扉を開けることができました。
リベラリタスに住んでいれば開けられるのでしょうか?それでは誰でも開けれるようになり、制限する意味がなくなってしまします。
つまり扉を開けるのは血筋と考えるのが無難です
特にエルピス霊洞はもともとイーラ王家の霊洞ですので、より厳重なはずだからです。
さらに付け加えると、アデルはイーラ王家の霊洞を魔改造して、自分の紋章まで掘っています。あれはイーラ王家の紋章ではありません。
リベラリタス人とは何か?
聖杯大戦後にアデルはラウラを通して抵抗軍に言付けを頼みます。
「落ち着いたらリベラリタスに来るように」
イーラ編でアデルが見つけた無人のアルスがリベラリタスなのかもしれません。また本編7章でセイリュウはイヤサキ村をアデルが作った村であり、別名「英雄の村」であると説明します。
ここからアデルが抵抗軍の生き残りと共にイヤサキ村を作ったとわかります。つまりリベラリタス人とはイーラ人の血筋を組むことになります。
しかしここで疑問が浮かび上がります。なぜイヤサキ村で育ったレックスがそのことを知らないのでしょうか。普通に考えれば村に昔話の1つや2つがあっても不思議ではありません。意図的に消したと考えるのが普通です
英雄アデルの威光を利用しているルクスリア王国と旧イーラ人を攻めた法王マルベーニ。この2つから目を付けられないため伝承を無くしたのでしょう。
そしてアデル自身がいれば戦火につながるため、アデルは村を興した後、イヤサキ村から離れ、伝承通り姿を消したのでしょう。ちなみにイヤサキ村に金色の瞳の人間は誰もいません。
聖杯大戦後、マルベーニは避難しているイーラ人に法王庁の軍を派遣しています。少々強引ですがマルベーニと密約を結んだルクスリア王国と法王庁から逃れたイヤサキ村以外イーラ人は滅んでいると前提で考えると、
グーラ出身でイーラ人の血筋の人間は英雄アデルの子孫かイヤサキ村出身者の子孫となります。
レックスが扉を開けることができた理由
扉を開けるにはイーラ人の血筋が必要でした。グーラ生まれのレックスが開けたということは、
レックスのご先祖がアデルかイヤサキ村ということになります。
根拠3 セイリュウがずっとレックスを見守っていたこと
セイリュウがレックスをずっと見守っていたことも根拠の一つです。根拠しては弱いですが、セイリュウとレックスの関係も不思議な点が多いです。
アルスのセイリュウがどうやってレックスにアーツを教えたのかではありません。なぜセイリュウがあそこまでレックスを見守っているかです。
レックスがイヤサキ村にいたころは孤児であったこともあり、セイリュウが面倒を見ても不思議ではありません。しかしイヤサキ村を出て、サルベージャーとなってからも一緒にいるのはおかしいのです。
500年前セイリュウはアデルに第3の聖杯の剣が封印されたエルピス霊洞近くの、イヤサキ村の護りを託され、住み着きました。
500年間もアデルの頼みを聞いてイヤサキ村にいたのに、それを放り出してまでレックスについていくのは理由があるはずです。
その理由はレックスとアデルに天の聖杯以外に何か関係があることをセイリュウは知っているもしくはわかったからではないかと思います。
セイリュウは500年前のメツ討伐にも参加しており、ホムラのこと・シンのことなど様々なことを知っています。しかしレックスには基本的に話しません。その話さない中にレックスとアデルの関係があっても不思議ではありません。
レックスに知らせないのは天の聖杯の騒乱に巻き込ませないセイリュウの優しさです。
まとめ レックスはアデルの子孫
かなり長くなりましたが、まとめるとこのようになります。
・レックスとアデルの瞳の色は同じ
・レックスはグーラ生まれイヤサキ村育ちで、アデルかイヤサキ村出身者の子孫
・セイリュウが500年間の頼みを放り出すほど、レックスを見守っている
これらが示唆することを考えると、このように私は推測します。
レックスはアデルの子孫
もちろん何度も言ってますが、これらは全部示唆された状況証拠だけであり、作中では明確に説明はありませんでした。また私の推論もかなり強引なところもあります。
しかし瞳の色についてはあからさまにイーラ編で描写があったのでほぼ間違いなく、レックスはアデルの子孫だと思います。
皆さんも投稿して情報をいただければ幸いです。